プリザーブドフラワーとドライフラワーの違い

ブーケを作成するときに、よくご説明させていただくのが

プリザーブドフラワーとドライフラワーの違い 」です。

プリザーブドフラワーとドライフラワーのブーケ

どちらもなかなか日常には馴染みがないので少しわかりにくいかもしれませんが、英語表記するとイメージが湧きやすいかと思います。

プリザーブドフラワーは preserved flower 直訳すると「保存された花」となります。

一方、ドライフラワーはdried flower 「乾燥させた花」です。

この二つで大きく異なるのは、その作り方です。

プリザーブドフラワーは、薬剤を使用して一度お花の色を抜き、そのあとでもう一度染料で染めたお花になります。

一方のドライフラワーは、文字通り生花をそのまま乾燥させたお花です。

それぞれの特徴について、もう少し詳しく説明させていただきます。

発色の良さはプリザーブドフラワーならでは

まず、プリザーブドフラワーですが、薬剤で色をつけているので、長期間色持ちを楽しむことができます。

色持ちの期間は保存の状態によるので一概には言えませんが、一般的には2〜3年と言われています。

ただ、上記の期間は本当に保存状態によるので、例えば、太陽光がよくあたる窓辺などに置くと、1日で褪色してしまうこともあります。

プリザーブドフラワーは直射日光と高温多湿に特に弱いので、保存の際にはこの点に気をつけていただけると長い期間楽しんでいただけるとおもいます。

薬剤処理したお花ですので、時間の経過とともにポロポロ崩れてくるようなことはあまりありませんが、特に湿度が高い時にはお花の染料が滲み出てくることがあります。

この染料は服などにつくとなかなか取れづらいので、注意が必要です。

特に濃い色のお花や葉物で液だれや色移りが多いように思います。

ドライフラワーならではのナチュラルな質感

一方のドライフラワーは薬剤で処理しておりませんので、プリザーブドフラワーに比べると色持ちの期間は短くなります。

色持ちの期間は、一般的には半年〜1年と言われておりますが、こちらも保存状態によって異なります。

プリザーブドフラワーと同様に、直射日光、高温多湿を避けていただくのが望ましいです。

ドライフラワーには薬剤が使用されていませんので、染料が滲み出ることはありませんが、こちらは時間の経過とともにお花が脆くなります。

花弁が取れやすくなったり、ふとした瞬間にぽろっと壊れてしまったり…そういったことがどうしても起こりやすいお花です。

ブーケにする際に、プリザーブドフラワーとドライフラワーではどちらが良いのかというご質問もよくいただきますが、どちらの花材にもそれぞれ特徴があり、それぞれに良いポイントがあります。

プリザーブドフラワーでしか出せない生き生きとした色味もありますし、ドライフラワーでしか出せない自然なお花の良さもあります。

お花によっても、プリザーブドフラワーにしやすい/しにくい、ドライフラワーにしやすい/しにくい などの制約もあります。

お好みのお花や雰囲気によってお選びいただくのが一番かなと思います。

造花がメインのブーケ

ちなみに、アーティフィシャルフラワーという名前の花材もございますが、こちらはいわゆる造花です。

シルクフラワーと呼んだり、アートフラワーと呼んだり、呼び方はいろいろあるようですが、全て造花を指します。

最近の造花は本当によくできていて、生花かと見紛うほどのものも多いです。

プリザーブドフラワーにするにもドライフラワーにするにも難しいお花でも、造花ならご用意することができたりします。

花材の枠にとらわれずに、プリザーブドフラワー、ドライフラワー、アーティフィシャルフラワーのそれぞれの良さをお楽しみいただけましたら嬉しいです。

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